12月に入って、例年より寒い日が続いていますね。年末の選挙も終わり、2014年も終わろうとしています。
さて...障害福祉の現場的には、あまり関心が薄いかも知れませんが、来年4月には障害福祉サービスの報酬改定が行われます。社会福祉法人の経営に関わる方々の最大の関心事です。
基本的にサービスの質が下がらないように報酬が適切に評価されることは大事ですが、今回の障害福祉の報酬改定では、報酬が下がるかも知れない三つの逆風があります。
その一つは、「社会福祉法人の在り方の検討」です。特に、社会福祉法人が内部留保金、最近では余剰金等と言っていますが、要するに社会福祉法人が余分な資金を貯めこんでいるので、その使い道を精査すべきとの論議です。これに関連しては、退職金共済の掛け金のカットや、社会福祉法人の理事会評議員会の在り方・社会福祉法人の評価の在り方など様々な改正案が出されて、来年の社会福祉法の改正に向けて粛々と議論が進んでいます。
二つめは、平成25年度の「障害福祉サービスの経営実態調査の結果」です。
障害福祉サービス全体での収支差率は9.7%プラスとのことです。民間中小企業の収支差率が2%強とのことなので、社会福祉法人は一定の利益を得ているので精査すべきとのことです。
三つめは、介護報酬が全体でマイナス6%と財務省からの打診があり、障害福祉サービスの報酬改定に影響が出ていることです。
(現場のリアリティーって)
さて、この三つの逆風をどう捉えましょうか・・・。
正直、冒頭で述べたように、障害福祉の現場方々とは肌感覚で乖離し、遠い議論かも知れません。
一つ共通認識してもらいたいと思うことは、我々が働く職場(会社)が色々と揺らいでいるという事実です。
個人的には、各種研修で「サービスの質が落ちないように。支援の質が大事です・・・」っていう研修をやっていますが・・・今後はそれだけでは済まない組織の在り方を問われる時代に入るように感じます。
さて、私たちが日々行っている支援の現実・現状が世間一般の人々に誇れるように、しっかりとした支援の裏付けを持って一生懸命やりたいですね。
(それでも歳月は過ぎる)
個人的な話ですが、ちょうど昨年の今頃から今年の年明けに掛けては「こんなに悲しい事が私の身内に起きるのか」っと・・・突然の出来事に戸惑いながら、その思いを抱きながら、戸惑いながら2014年が始まり、そして2014年が終わろうとしています。幸い、先日、その出来事が一年経った区切りの儀式が出来ました。
人って色んなことが身に訪れます。ありきたりなセリフですが、その都度、色んな人に助けてもらって日々を過ごしてきました。
どんなに、悩んでも苦しんでも、嬉しい事、楽しい事があっても、それでも歳月って過ぎるんですね。
2015年が皆さんにとっても良い年でありますように。
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