第40回「新年あけましておめでとうございます。」(湘南あおぞら・サービスセンターぱる)倉重達也

新年明けましておめでとうございます。

 昨年は朝鮮半島情勢などの物騒な話題が多く不安な一年でした。今年は希望に満ちた明るい年になって欲しいと願わずにいられません。

 皆様はどんな気持ちで新しい年をお迎えになりましたでしょうか。

 

 ところで、14日から仕事始めのところも多いと思いますが、藤沢市役所も新庁舎が完成し4日からそこでの業務も始まるようです。

 新年早々からこんなコラムも如何なものかと思いながらこの原稿を書いていますが、新庁舎を見てその異様な大きさに、正直、圧倒されてしまいました。前の本庁舎はそんなに威圧感がなかったのですが、地上10階地下1階の建物で堂々としたものです。

 市民42万都市でこの大きさが適当かどうか比べてもいないのでよくわかりませんが、その佇まいだけを見ると、まるで江戸時代のお城が現代に復活したような感じです。

 

これはけっして良い意味でいっているのではなく、時代錯誤も甚だしいのではないかという皮肉をこめた上でのことです。この建物を見て、私たちの豊かさのシンボルだと思う市民がどれだけいるでしょうか。

未だに、「御上(おかみ)」が幅を利かす時代なのかと思うと暗然たる気持ちになってしまいます。

下々(しもじも)から年貢を取り立てて威容を誇る新庁舎」というのは言いすぎかもしれませんが、何か市民の暮らしと乖離している気がしてなりません。

 

 こんな懸念を吹き飛ばすには我々市民一人一人がもっと市政運営に感心を持ち、税の使い道や議員の活動を注視していくことが必要なことではないかと思います。

 健全な市政には成熟した市民を育てることが必要だということを改めて感じました。

 

第40回 写真.JPG

                  

                 (写真)藤沢市新庁舎

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