「パトカー」  (湘南あおぞら 倉重 達也)

 先日、出勤途上で2、3台前を走っていたパトカーが、

「そこで清掃をしているかた、車の走行に十分注意をしておこなってください。」

と拡声器で呼びかけていました。

 見ると、三、四人の男性が道路わきに生えた草むしりをしています。梅雨時の雨と日差しで草が膝くらいまで伸びているのを取っていたのでした。

 その男性たちは信用金庫の職員でした。すぐにその注意を受けて、お互いに顔を見合せながら連携して、車の邪魔にならないように草むしりを完了しました。ご存知のとおり信用金庫は「地域密着型」を謳っている金融機関です。今までも、度々、ほうきを持って店舗の前を掃除しているのを見かけたり、雪が降れば雪かきをしていたりしている場面を見かけたことがあります。

 この時は、信用金庫の職員さんのボランティア的行為に感心したのはもちろんのこと、警察官のやさしく注意を促している声にとても驚きと新鮮さを感じました。

とかく、パトカーを見かけると、シートベルトをしているか、横断歩道で一時停止をしたかなど違反切符を切られるのではないかという思いが先に立ち、身構えてしまいます。でもパトロールという事件、事故を未然に防ぐ予防的な行為が含まれる業務においては、その内容において声のかけ方から接し方まで住民との距離を縮める工夫がいろいろなされているのだろうなと感じました。

あんなに自然に対応のできる警察官が増えてくれば、安全で安心な暮らしやすい世の中になるだろうと思うと同時に、明るい未来を築くためのヒントをもらったように思いました。

以上

 

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高谷町内会よりタオルの寄付を受けました。ありがとうございました。

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