むかし子どもだったおとなへ(湘南セシリア/みらい社 佐藤貢)

 先日、私の孫がディズニーランドでとあるデビューをしました。

 

デビューとはいってもそれほど大げさなものではなかったのですが、とても印象に残る出来事だったのでご紹介します。

 

 ディズニーランドには身長制限があって、条件によっては乗れないアトラクションもあります。キャストさんが印のついた棒を持っていて、クリアしていると乗れるのがわかるテープを手首に巻いてくれるのです。そしてこの日、孫ははれてディズニーランドのすべてのアトラクションに乗ることができるようになったのでした。

 

 「それだけのこと」なんですが小さな子どもにとっては「それだけのこと」ではないことがよくわかりました。今までにないくらい大はしゃぎの孫。三大マウンテンを制覇して自慢げにキャストさんに「ぼく乗れたよ!全然、怖くなかったよ!」と話す孫。それを嬉しそうに聞いて、一緒に喜んでくれるキャストさん。そこにはとても暖かい交流がありました。

 

びっくりしたのはそんな子ども達のためにディズニーランドでは「1st RIDE」というステッカーが用意してあって、喜んでいる子どもにステッカーをくれることです。ちゃんとそれが子ども達にとっては一大事であることがわかっているという事なんでしょうね。

 

ついつい、忘れてしまう子どもの感性。かつては子どもだった私たち。その感性をいつまでも共感できるおとなでありたいと思いました。

 

 

1stRIDE.JPG

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