「静と動の繰り返し」(湘南あおぞら 石川大助)

私は「静と動」この対比を見ると「書(書道)」をイメージします。

 

気持ちを静かに落ち着かせ、筆を動かし紙に文字を書いていく静から動への動き。

大事なことは完成イメージと呼吸。

 

イメージのないままに始めると全体の文字の配置やバランスが悪くなってしまい、呼吸が整わないと線質が崩れてリズムが悪い文字になってしまいます。操りきれない液体を操るために不可欠な要素です。それらの要素と動きを繰り返し一枚の作品が出来上がります。

 

19011987を生きた手島右卿(てしまゆうけい)という書家の代表作に「崩壊」とうい二文字だけが書かれた作品があります。コンクリートの建物が壊れていく様を表現したもので、外国の展覧会に出展した際に「何か壊れていくものを表現しているのか」と聞かれたそうです。漢字の読めない外国人が文字ではなく絵としてとらえ感じたひと言でした。

この1枚を完成させるために何年もかかり、何百枚も書かれたそうです。

 

日々の支援の積み重ねも同じで起こりえる先を想定し準備を進め、いざ事が起こった際にはすぐに行動に移り、周りと呼吸を合わせて事を為す、そして繰り返し経験することでチームとしての成熟度が上がっていく。何ごとも時間のかかることですね。

 

ちなみに我が家のレモンの木が5年たちずいぶんと実をつけるようになってきました。

 

課長日記 写真.jpg

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