藤沢育成会とは
理事長のごあいさつ
今年2023年は法人を設立してから35年が経ちます。法人の前身の藤沢市精神薄弱者(児)育成会の発足された1962年から数えると実に61年の月日が経つことになります。
会が発足した2年前に精神薄弱者福祉法(現知的障害者福祉法)が成立したばかりで、まだまだ具体的な施策も不十分な時代でしたが、障害者の親たちが自分の子ども達のために学習と運動に取り組んでスクールバスの運行を実現させたり、高等部を誘致したりと着実にその運動が実って来た時代でもありました。
そして地域の様々な方の協力があり、1978年に地域作業所「星の村共同作業所」を開設したのを皮切りに4か所の作業所と生活ホームを立ち上げました。
1988年にはご家族の物心両面によるご尽力により社会福祉法人格を取得し、翌年には念願の入所更生施設「湘南セシリア自立ホーム」(当時)を開設しました。
その後の発展は「法人のあゆみ」にある通りですが、暮らしの場から、就労、日中活動、そして相談事業に至るまで、また、幼児から高齢者まで幅広い年代に渡り、時代のニーズを先取りしながら事業を展開してきました。
その内容を見ますとグループホームの数が12か所と増えたことやヘルパー事業、相談のニーズが高いことからもわかるとおり、集団から個へのニーズが変化していることがわかます。
これまでの長い歴史を振り返ると先人たちのご苦労には想像を絶するものがあったと思います。そうした親の思い、利用者の支援に心を砕いて苦労されて来た役職員の思いを引き継ぎながら、これからも地域の皆様と協力しながら利用者を中心にした事業を展開して法人の使命を果たしていきたいと思います。