医学は日進月歩

先週火曜日に大腸ポリープ切除の手術をしました。
昨年の市の検診で要精密検査という結果が出て、行きつけのクリニックで内視鏡検査をしたら大腸にポリープが2個見つかり、切除した方が良いといわれました。ところが、このクリニックでは入院して手術をしますというので、念のためインターネットで情報収集し、近くの病院で医師をしている友人の意見を聞いたら日帰りOK ということで、いつものクリニックには申し訳ないけれど、友人が勤務している病院の方で手術を受けることになりました。日進月歩の医療現場では大きな病院と普通の診療所では、設備、技術などの格差は大きいようです。もっとも大病院でもポリープ切除手術は2泊3日の入院を条件にしている所もあり、慎重な病院や入院費を稼ぎたい病院は入院を進めるようです。

日本最大級のERもあり屋上にはヘリポートも

湘南鎌倉総合病院.jpgこの病院には2010年に新設されたばかりの「肝・胆・膵疾患治療センター」という恐ろしくも頼もしげな部門があり、友人はそのセンター長をしているので、「持つべき友人は医師と弁護士」という諺を実感した次第です。
「火曜日の8時過ぎに病院に来てください」と手術前日に飲む下剤も渡され、「日帰りだからうまくすると午前中で帰れるかも」と思ったのは甘かった。午前中一杯かけて大量の下剤を飲み、お腹をきれいにして手術は午後、結局帰りは4時過ぎでした。
手術そのものはまったく痛みもなく、局部麻酔と少量の鎮静剤なのでモニターを見ながら医師や看護婦と話をしながらの、ちょっと楽しくもある体験でした。モニターを見ると大腸内はきれいなピンク色で「私は腹黒くない」という証明写真を撮りたいくらいでした。

院内にはコーヒーショップやコンビニもある

湘南鎌倉総合病院カフェ.jpgポリ-プは電気メスで焼き切り、傷口を金属製のクリップで止めるので出血もなく、「明日からでも仕事にかかれる」と思ったらこれも甘かった。

「明日は安静に、食べ物はおかゆ程度、1週間はシャワー程度でお風呂もダメ、酒はもちろん、刺激物、繊維質のあるもの、脂肪分のあるものはだめ。万一のこともあるので遠くに出かけてはいけない。」と脅されて、おとなしく仙人のような生活をしました。
でもおなかを切らないで、患者も一緒にモニターを見ながら、日帰り手術ができるのは、医学の進歩のおかげですね。
今週からは普段の生活に戻りましたが、おかげで最近ちょっと気にしていた体重が1週間で2kg減りました。2年前に盲腸の手術を受けた時も下剤を使い、1週間入院して体重が3kg減ったので、油断するとすぐ太るタイプの私にとっては「下剤・流動食ダイエット」が効果的ということになりそうです。
行きがけの駄賃というか、鎌倉の芸術家協会のご協力もあって、お世話になったこの病院のロビーでよし介の作品展示も無料でさせていただけることになりそうです。

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