うれしい便り
今日昼前に宅配便が荷物を届けてきました。
開けてみると「うにぎり」の詰め合わせ。「うにぎり」とはウニ飯のおにぎりのことでこれを作った友福丸という海鮮料理屋の社長安倍さんの命名です。
安倍さんとは石巻市のまちづくりの仕事で十数年前にお付き合いが始まり、すっかり意気投合した、私が尊敬する友人です。
この方は網地島ラインという石巻と近くの離島を結ぶ航路事業もやっており、商工会議所のリーダーでもあります。
安倍さんは汽船会社の事務所も、友福丸のお店も津波に流され、大変な経験をされたのですが、不幸中の幸いで、ご家族も社員も全員無事だったので、すぐ事業再開のために奔走されました。友福丸はまずキッチンカーで駅前に再開、その後トレーラーハウスで国道バイパス沿いに再開し、網地島ラインは北上川河口近くに船付き場を再生し、一日3便の航路も始まり、少し一段落したところで、災害以後忙しくて連絡もままならなかった友人に、うれしい宅配便を届けることにされたようです。
安倍さんは生き延びることができた従業員に仕事をあたえ、食べ物や航路事業で石巻の市民に元気を取り戻すことが、生き残ることができた自分の責任だと思って、頑張られたようです。いただいたおにぎりを頬張りながら、友福丸の絶品である「生うにぶっかけめし」とともに安倍さんが見事に復活されたことを実感し、一日中うれしい気分に浸ることができました。安倍さんは「これから石巻のまちづくりの本番が始まる」と腕まくりをされているようで、以前一緒に考えていたまちづくりの構想(北上川にスーパー堤防を作り、その上に新しいまちを再生するなど)の実現に向けた取り組みも始められているようです。
考えてみれば私たちの住む湘南地域も近い将来大規模地震や津波を経験する可能性が非常に高まっています。藤沢育成会では被災した東北の社会福祉法人のために、職員みんなで仕事をやりくりして、交代で支援に出かけましたが、その経験を活かして災害への備えと、被災後の事業継続について検討を進めています。

▼再開した航路事業 :島民の方々も一安心
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▼トレーラーハウスで再開した友福丸 :おいしい料理で復興を実感
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