CSR(企業の社会的責任)
18日はコカ・コーラ教育・環境財団のチャリティパーティに参加してきました。私はたまたまかなり長い間、ごみ問題やリサイクル推進関係の仕事をしていたので、この財団の評議員の末席に参加させていただいています。

コカ・コーラは世界中に飲料を売っている国際企業ですが、企業活動と並行して公益的な活動にも取り組んでいます。前述の財団はコカ・コーラが、収益金の一部を社会還元するために作られた組織で、青少年の環境教育や環境保護に関わる活動を支援する環境教育事業、奨学支援事業、青少年のスポーツ振興にかかわるスポーツ教育事業の3本柱で社会貢献を行っています。また、東北大震災被災地への支援に関しては、コカ・コーラ社や従業員その他団体個人からの寄付金をもとに、教育・環境財団に30億円近い基金で「コカ・コーラ 復興支援基金」を設立し、小中学校の復旧やエコ教育支援、被災地の生徒のホームステイ事業などに支援を行っています。

このような社会貢献活動は、CSR(Corporate Social Responsibility)活動の代表的な活動です。CSRとは企業活動が社会へ与える影響を踏まえて、消費者、投資家等幅広い利害関係者に対して適切な行動をする責任があるという考え方です。この考え方に基づいて、安全で品質の良い商品やサービスを提供することはもちろん、環境への配慮や福祉、教育など、社会が必要とする公益的活動が行われています。

最近ではコカ・コーラに限らず多くの大企業が実施していますが、考えてみれば多くの関係者に支えられている社会福祉法人も、考えるべきテーマの一つではないでしょうか?国際標準規格の代表的な組織として知られているISO(国際標準化機構)でも社会的責任は企業に限らないということで、2010年からSR(Social Responsibility)というタイトルで国際規格ISO 26000 を設けています。

ともすれば乏しい財源をやりくりしながら、現在受け入れている利用者の方々への対応に追われてあわただしい毎日を送っている私たちですが、藤沢市内にも人間として当然の暮らしをする権利を行使できない障害のある方々がまだ少なからずいらっしゃいます。まずは一番身近な関係者として、こういった方々にも目を向け、できることを考え、実践することは、わたしたち社会福祉法人のSR の第一歩だと思います。

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廃校になった北海道の小学校を再生して作られた環境教育施設 雨煙別小学校コカ・コーラ環境ハウス











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チャリティパーティには陸上の高野進氏(写真)、サッカーの中田英寿氏、
マラソンの有森裕子さんもゲストとして参加

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