マスメディアは、不祥事を働いた企業報道は実名でどんどん報道するけれど、いいことをした企業のニュースは少ないし、日本薄謝協会?などはテレビの映像まで企業名が映らないようにしていることが多いようです。でもこの理事長日記では良かったこと感心したことこそ実名入りで取り上げたいと思います。
今回は不良SSDに対するインテル社の対応について。年金生活の身分では高価な高性能の新鋭機器を買えないので、安い中古のノートPCを購入して愛用しています。現在使っているノートPCの前のノートPCはもっと小さくて軽かったので、町内会の会議メモなど私用に使っているのですが、6年近く前のモデルなので、さすがに立ち上がりや停止に時間がかかります。この時間を短縮するためにハードディスクをSSDに替えてみました。
これで立ち上がりも画期的に早くなって良かったのですが、データの保護のためにSSDの記憶部分を操作し、プログラムを入れる部分とデータを入れる部分に分けたり(これをパ-ティション作成と言います)していたら、データどころかプログラムまで消えてなくなってしまい、PCが動かなくなったのです。いろいろと修復を試みても回復せず、どうやらSSDが壊れてしまったようです。何とかならないかとインターネットで調べていたら、私が購入したインテルのSSDは、たまにこういったトラブルがあるようです。
そこでダメもとでとインテルのサポートセンターに電話連絡しました。クレーム電話というものはオペレーターが出るまでいろいろと電話のボタン操作をし、その挙句もう諦めようかと思いくらい待たせた後で、ようやくオペレーターが出て、さらに担当部署にたらいまわしで、これも時間がかかるという経験しかなかったので、いきなりオペレーターが出たのでビックリしました。SSDはインターネットで購入したのですが、領収書が捜しても見つからないのでその旨も伝えトラブルの状況を説明しました。すると「まだ購入してからそれほど時間がたっていないので不良品であることが判明したら交換します」とのことです。シメシメ!
通常この時点で「レシートが無ければ交換できません」となるかと思いきや、「製品の製造番号などは解れば交換できます」という事で、後はメールで製造番号を連絡し、着払いの宅配便で不良SSDを送ったら、なんとその翌々日には新しいSSDが送られてきました。ところがこのSSDの記憶容量が不良SSDの半分の別物だったので、その旨メールしたらその2日後に正しいSSDが送られてきて、その便で間違いSSDを回収していきました。
おそらくインテルは世界中から寄せられるクレームやそれへの対応事例を細かく収集し、顧客が満足する対応についてオペレータ向けの対応マニュアルを作り即座にトラブルを処理する体制を作っているようで、宅配便の流れからするとインテル側の対応はほとんど瞬時に行われているものと思われます。通常商品やサービスのクレーム処理は喧嘩別れか、良くて企業への不満を若干残しながら終わることが多いと思いますが、このような対応をされると「さすがインテル、PCパーツの性能に劣らず処理が早い!」と感激してしまいます。
私たちは、職員一同、日ごろから情熱と誠意をもって障がいのある方々の支援をしていますが、万一トラブルがあった時こそ、利用者やその家族の方々にはっきりわかるような迅速かつ誠意のある対応を心掛けたいものです。
▼まずは、専用ソフトを使って新しいSSDにPCのプログラムやデータを丸ごと引越し
(まずプログラムやデータを移す)
▼電池を外し、全部で17個もある裏蓋のねじを外し
(電池とねじの取り外し)
▼蓋を開けると部品がぎっしり入ったPCの中
この灰色の四角いのがハードディスク
(黒い帯の下がハードディスク)
▼これを下のSSDに交換すると快速PCに生まれ変わる
(下のSSDと交換)
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