発達障がい相談支援事業所「リート」がオープン

9月から湘南テラスモールのはす向かいのビル、アイクロス湘南の2階にある発達障がい相談支援事業所「リート」がオープンします。ちなみに、このフロアは藤沢市が借り上げて、この事業所以外に地域包括支援センター、高次脳機能障がい者相談支援事業所など、福祉に関わる事業所が配置されており、3階にはパスポートセンターもあります。


8月28日は発達障がい者相談支援事業所と高次脳機能障がい者相談支援事業所(社会福祉法人光友会が運営)の開所に先立っての議員内覧会がありました。
市からこの両施設についての説明の後、光友会の五十嵐理事長と私が簡単なご挨拶をさせていただき、後は議員さんが個別に自由に見学しながら、それぞれの事業所に控えている法人のスタッフへの質問などがありました。


リートで行われる発達障がい者相談支援事業は藤沢育成会が藤沢市から委託されて行う事業です。藤沢市では「ふじさわ障がい者計画2014」が策定されており、その中で発達障がい者支援については、「とりくみが遅れている障がいに対する支援体制の整備」としてその必要性が明記されており、今回オープンする「リート」はその対策の一環として行われる事業です。


藤沢育成会は市の委託相談事業の委託を受けている「相談さぽーとぱる」の他に、今年4月から、「湘南あおぞら」「湘南セシリア」「湘南ゆうき村」「サービスセンターぱる」内に、指定特定相談支援事業・障害児相談支援事業を設置しており、相談者の状況等に応じて、できるだけきめ細やかな対応をさせていただくことを心掛けています。


これまでの相談支援等の中で、発達障がい者のご家族は高いストレスが蓄積している方が多く、発達障がい者である本人への対応、発達障がいへの地域社会の理解、家族としての孤独や困窮感、本人、あるいは自分自身の状況や将来に対する閉塞感など、家族が抱えておられる様々な悩みに対応する事業が求められていることを実感していましたので、この事業所の運営事業を引き受けることは大変意義のあることだと考えています。


この事業をきっかけとして、情報提供機能としての障がい福祉サービス情報の提供や調整にとどまらず、関連図書の閲覧の実施や既存機関・団体等の紹介、障がい理解促進のための学習会の実施等、多面的に家族支援を積極的に進めたいと考えています。当面は平日9時から5時を事業時間としますが、辻堂駅からすぐ近くという地の利を活かして、市とも相談のうえ、柔軟な運営も考えたいものです。

▼8月28日の議員内覧会

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