ひな祭りの日のチャリティコンサート

▼新堀音楽総監督も指揮

新堀音楽総監督も指揮.JPG3月3日に藤沢育成会恒例のチャリティコンサートが開催されました。
今回は新堀ギター音楽院のギターオーケストラでした。
ギターというと一人の演奏者によるクラシックギターの澄み渡った音色や、哀愁を帯びた流しの演歌の伴奏、あるいはフラメンコの情熱的な演奏をイメージする方が多いと思いますが、ギターオーケストラは大小のギターをもつ数十名の演奏者と木管やティンパニーなどの打楽器による、文字通りのオーケストラで、ピックアップマイクも併用しているので音量も小編成のクラシックのオーケストラ以上の迫力です。

この日のコンサートはポピュラーな映画音楽とクラシックの名曲が中心で、日本民謡のアレンジしたものも入って、聞きやすい演目がそろっていました。
コンサートのこられた方々の感想を伺ったところ、「最初はギターオーケストラ?と思いましたが、迫力満点で感動しました。」など、大変好評でした。

日本民謡の演目では、ギターの胴をたたいて本物の太鼓のような音を出すなど、「これがギター?!」と驚かされる演奏法もありました。
ギターオーケストラは、この音楽院の創始者新堀寛己さんが、重奏や合奏を楽しむことを目的として開発した新堀メソードという指導法に根差すものだそうで、日本でもかなりユニークなオーケストラのようです。

▼終演後出口でお別れ演奏サービスも
終演後出口でお別れ演奏サービスも.jpgそういえば演奏が音楽に合わせ、頭を大きく振る所作も統一されており、アンサンブルを重視していることが良くうかがえます。日本の音楽、特にクラシック系の音楽がアンサンブルよりもソリストの育成を中心としているように見えるのに対して、この考え方は音楽を生活の中で楽しむことを重視するヨーロッパの考え方に近いような気がします。このメソードはひょっとしたら個人プレーよりもチームプレーを重視する日本人の気質に合っているのかもしれませんね。

 

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