ゆうき村の菜園で地元の高齢者と農作業

20日の土曜日はゆうき村の菜園に地元の高齢者の方々が10人ほど集まり、農作業をしました。これは昨年度芝浦工大の松下先生の『都市型農園による高齢者の「生きがい・就労」社会実験』プロジェクトに参加させていただいて始まった事業の名残です。プロジェクトは期限がありますが、植物は生き続けますし、地元の方々とも折角のご縁を大切に続けようと、ゆうき村の了解を得て継続している事業です。

 

▼ルバーブの収穫130720六会地区高齢者農園 (1).jpg

この日はプロジェクトで植えた、ブルーベリーとブラックベリーの手入れで、草取りと熟した実の収穫です。実はゆうき村の菜園には3年前に八ヶ岳からいただいてきたルバーブも植えています。ルバーブは和名は西洋蕗と言われ、形も何となく日本の蕗に似ていて茎を食するのですが、日本の蕗と違って大変酸味の強い植物です。北ヨーロッパや北米ではかなりポピュラーな植物で、庭の片隅に植えられたりして利用されていますが、日本ではまだご存じない方も少なくありません。酸味が強く独特の香りがあるので、ジャムや砂糖漬けが一般的ですがスープやサラダの具材としても使われます。この日は皆さんに手伝っていただいて、大きく育ったルバーブを収穫しました。


▼ルバーブ 上がゆうき村のルバーブ、下は市販でも大き目のルバーブ補正ゆうき村ルバーブ.jpg

 

春のルバーブとしてはかなり遅めの収穫ですが、一般に売られているものに比べると3倍以上、格段に大きいルバーブが採れました。ゆうき村菜園の有機肥料がたっぷり入ったクロボクの土のおかげです。収穫していただいたルバーブをみんなで分けて、参加できなかったCOCO湘南の方々の分は後でお届けしました。私の家の近所のレストランのシェフにお裾分けしたら、こんなに大きなルバーブは初めて見たと驚いていました。この人は、スロバキアの日本大使館の料理人だった人で、地元の人に人気の小さなレストランをやっているので、喜んでもらっていただきました。

 

▼ルバーブのジャムと砂糖漬けルバーブジャムと砂糖漬け.JPG
我が家でもジャムや砂糖漬けを作ってみましたが、新鮮なので太い茎でも砂糖に漬けて、十分に水分が出たところで煮ると10分もかからずアッという間にジャムになりました。写真の左から茎の緑の部分で作ったジャム、赤みがかった根本の部分で作ったジャム、一番右は砂糖漬けです。

 

ページトップへ