おさ'んぽ③

 善行駅からは、①セシリア、みらい社に向かう道と②だいち、ゆうき村に向う方向がある。法人設立の起点となったセシリアから訪問しようと善行駅を降りた。いつもなら安易にバスに乗るところだが、歩こうと思うとどう向ったらよいか見当もつかない。仕方なくスマホナビを利用すると、歩く道を点線で指示し2方向示してある。指示に従って歩いていたらすっかり児童デイサービスの事業所に寄り道することを忘れてしまい(またの機会に訪問したいと思う)郵便局側へ。歩き出すと藤沢市乳児保育園の看板。児童福祉法では"乳児院"も"保育所"もあるが、"乳児保育園"はないので近寄ってみると2歳までの保育園とあった。乳児専門の保育園だった。"乳児"とは法律では1歳未満。しかし乳児院では2歳程度までが一般的。だから2歳までなんだと1人合点した。慣れた頃に施設を変わらなければならない2歳児の苦労を想う...。かつて2歳の子どもを川崎の乳児院から小田原の児童養護施設まで電車で送り届けた時に泣かれて往生した...ことを思い出しながら歩いた。

 この地域で社会福祉事業が展開されているとは思ってもいなかったが、高齢者のグループホーム、学童保育所などを発見。善行団地の商店街では3か所で事業展開していた。障害関係が2か所、高齢関係が1か所。もちろんその中の一つが「おりおん座」。我が法人の事業所は時間が遅かったため終了時間を過ぎ、スタッフが清掃中。せっかくだからとは思ったが、遠慮してセシリア、みらい社へ。

 いつものことだが、バリアフリーではないセシリアの玄関前の階段を見ると不思議に思う。何故そうなったのかを思い切って聞いてみた。創設当時は、肢体不自由と知的障害はまったく違うと縦割りの考え方が強かった。そのためだろうか...この階段を上れれば肢体不自由ではないよね...と考えられたようだと説明を受けた。つまり知的障害者施設での生活が大丈夫...と。なるほどと思う反面、時代の変化を感じさせる。セシリアでひと息ついてお隣のみらい社へ。少しの打ち合わせの後、職員の打ち合わせ会に参加させていただいた。利用者の個別案件、明日の予定、行事の進捗状況などの申し送りの後、事務、主任、課長、施設長と話す様子を見て、テンポよく丁寧な情報交換がすすめられていると思った。六会駅まで歩くつもりだったが、雨に負けて善行駅まで乗せていただいた。今度は六会まで歩いてふらっとに行こう。(2016.6-②)

 

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