去る3月16日~17日にみらい社恒例の「一泊旅行」で山梨県河口湖に出かけてまいりました。みらい社では自治会である「ひまわり会」で旅行の企画をし、その実現を職員がサポートしています。
みらい社の旅行は、さながら会社の慰安旅行のようで「みらい社御一行様」として観光バスをチャーターし、近隣県へ観光に出かけます。
今年も「ひまわり会」で場所選定から話し合いを重ねましたが、決定には少々難航しました。思い返せば、昨年度の旅行は、あの「3.11」当日だったことから(昨年度については、昨年3月29日の施設長日誌に現「サービスセンターぱる」の佐藤所長がUPされています)、社員さんから「千葉県は(昨年度の印象が強烈で)怖い」という趣旨の発言を受け、それに呼応するように「あそこは?」「いや、この間地震があったよ」等と、一泊旅行が可能な範囲で社員の方の震災に対する不安を払しょくできる場所の選定は困難でした。
それでも数度の話し合いを重ねて河口湖に決定。猿回し劇場や牧場での各種体験等、楽しみの多い企画となりました。
3月に入っても余震が続く中、いよいよ旅行当日。担当職員は昨年の学びから、有事の際の連絡体制や備品等の用意を含め、例年以上の準備を重ねましたが、それでも一抹の不安が残っている様子。心なしか、見送ってくださったご家族の方の中にも同様に不安を抱えている方がいらっしゃるようにも見えました。東日本大震災から1年を経過し、マスメディアを通じて昨年度の件を想いだす機会が増したことも影響していたかもしれません。
しかし、いざ出発してしまえば、社員の方達の笑顔と元気に勇気づけられます。用意してきたお菓子を食べる人。ゲームに興じながら楽しそうに談笑する人。カラオケの本を一心不乱にめくる人。夜に備えて?バスで睡眠を確保する人...。みらい社で仕事をしている時とは違うさまざまな表情。夜の宴会も大盛り上がりでした。あいにく2日目は降雨で多少の予定変更もありましたが、社員のみなさんは動じません。「一年に一度のみらい社旅行を楽しもう」という姿勢が伝わってきます。
結果、無事に一泊旅行を終えることが出来ました。数名の社員の方に感想を聞くと一様に「良かった」「また(旅行に)行きたい」等の感想が。もちろん「もっと(カラオケを)唄いたかった」「もっと遊びたかった」等の意見もありましたが、それらは来年への宿題に。
やはり、一番の収穫は「旅行楽しかった」「また来年行きたいね」という多くの声。
「昨日から学び、今日を生き、明日に期待しよう」とはアインシュタインの言葉ですが、みらい社の旅行は「昨年から学び、今年を楽しみ、来年に期待しよう」となったのではないかと思います。
最後に旅行に参加された社員のみなさま、旅行担当をはじめとした職員、旅行会社担当者やバスの運転手、ガイドの方等、今回の旅行に関わって頂いた全てのみなさまにお礼を申し上げます。
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