青い鳥を探して(8) (事務局・増田 達也)

若い頃の私は、劣等感と自己嫌悪の塊りのような人間でした。

そんな中、出合ったのが、『天国に持っていけるのは人に与えたものだけだという言葉でした。

人と比較して、自分に足りないものを「獲得する生き方」より、自分に与えられたものを「人と共有する生き方」の大切さを教えられ、徐々に劣等感や自己嫌悪から解放されました。

獲得する生き方はいけない、ということではないと思いますが、獲得したものを、いかに人に還元できるかが問われていると思います。

 

人は、天国のポイントカードを持って生まれてくる、と思います。

知識・学歴・地位・名誉・財産等を獲得してもポイントは増えない・・・、優しさや思いやり等を人に与えた時にポイントが増え、逆に怒り・憎しみ等を人に与えた時にポイントは減るのだろうと思います。


アメリカのある小学生が「生きる喜びは何か?」という問いに対して、「シェアすること」と答えたそうです。

お金持ちになる、大きな家に住む・・・等の「獲得する」ことではなく、「シェアする、分かち合う」ことに喜びがある・・・、小学生がこんな答えをするなんて、すごい!と思いました。


娘から「お父さんはちゃんと仕事しているみたいだから社会人としては合格だと思うけど、男としての魅力はゼロだ!」と言われたことがあります(逆に、「男としての魅力はあるけど、社会人としては失格!」と言われるよりはましかな~、と思いましたが・・・)。

劣等感に縛られていた時も、劣等感から解放されてからも、私の能力・魅力は百点満点の10点以下ですが、足りない90点を獲得するよりも、10点以下であっても自分に与えられたものをさりげなくシェアする生き方、そして、自分のためにも人のためにも天国に貯金する生き方が出来れば幸せだな・・・と思っています。

 


 ※写真は、舟地蔵公園(藤沢市大庭)の桜で、私のお気に入りスポットです。

   誇ることなく咲き、惜みなく与え、潔く散る桜が大好きです。

桜.jpg

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