エピソード1
コーチを引き受けた時、私は選手たちにこう言いました。「私は魔法使いではない。君たちの望む目標に君たちの望む方法でコーチするだけだ。君たちの目標を聞かせてくれ。」彼らの目標はばらばらで話し合いは長時間に渡りました。そしてある選手の「試合会場に行ってばかにされたように見られるのはもう嫌だ。」の一言で目標は「試合会場に入る時も出る時も胸を張っていられるチーム」になりました。私は「では私は君たちが自信が持てる様なフットボールを教える。」と伝えました。これがチームと私との出会いです。
▼待ち、信じ、認める。▼自分の限界は結局、自分自身が決める。
次のチームの目標は「フットボールに熱くなれるチーム」でした。最初、何を教えたらいいかわからなかった私もフットボールの厳しさだけでなく、おもしろさやかけひき、コーチの考えることなどを選手に教えていきました。このチームは優勝校を苦しめることはできましたが残念ながら敗退しました。敗れた日、キャプテンが選手たちに言いました。「目標のチームはできたと思う。だけど負けたのは悔しい。次のチームは絶対強くなると思うから、今日の悔しい気持ちを忘れずに練習してほしい。」と。
エピソード3
引退式でのそのキャプテンの言葉。「おれたちは自分たちのことばかり考えてフットボールをやってきた。だけど、顧問の先生やコーチ、マネージャー、家族。たくさんの人の協力がなければフットボールはできなかったと思う。その人たちへの感謝の気持ちがなければ本当に強いチームはできないと思う。」
エピソード4
そして、現在のチームの目標は「神奈川でNo1のチーム」。
選手たちが初めて示した具体的な目標です。正直この目標を聞いたとき、背中が「ぞくっ」としたのを今でも覚えています。しかし、結果は準決勝で32対30の僅差で敗れ、神奈川No1まであと少しの所で力尽きました。コーチにできることは限られています。彼らが苦しい時、代わってあげることもできません。それでも目標を実現するためには、たとえどんなに苦しくても必要な練習ならやらせなければなりません。だからこそ選手の努力を認め、その何倍もの努力で答える必要があるのです。コーチは試合で起きるであろうすべてのことを想定し準備させなければなりません。私はそれを怠り、結果、彼らを敗者にしてしまったのです。
目標をかなえるには多くの時間と努力と犠牲が必要です。しかし、その目標がもし価値のあるものなら、その時間と努力と犠牲は目標以上の「誇り」をもたらすことになるでしょう。私は選手たちのコーチでいる限り、彼らが「誇り」ある人生を歩めるように「待ち、信じ、認め、」続けたいと思います。
We Are Ready To Win.
この言葉を胸を張って言える日まで・・・。
*目標は達成できませんでしたが彼らにはまだ、チャンスが残っています。次の試合で勝てば関東大会に出場出来、さらに勝ち進めば再度、神奈川優勝チームと戦うことができます。
そして再び夢を現実にするため、
選手と私達、チームは、
5月6日、
三位決定戦の舞台へ
▼「勝ちたい!」その気持ちがチームをひとつにする。
▼厳しい練習が少年たちをたくましい大人に変えていく。
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