少年から大人へ (ぱる・佐藤  貢)

 以前に施設長日記で高校アメリカンフットボールのコーチについてふれました。その後の経過ですが厳しい夏合宿を経て、秋季大会に臨んだチームは残念ながら神奈川No1にはなれませんでした。ただ、目標達成はなりませんでしたがチームは三位となり十数年ぶりの関東大会出場を果たすことが出来ました。S1 120813_2356~01.jpg

 

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 彼らにとっては初めての関東大会。とても緊張していた彼らは精いっぱい戦いましたが一回戦で敗退しました。トーナメント戦の厳しさですが3年生にとっては敗戦イコール引退となるわけです。少しでも長く高校フットボールを続けるため、彼らは充実した最後のシーズンを過ごしたのではないでしょうか。

 

キャプテンは最後に泣いている選手たちに向かってこう言いました。「泣くな。胸を張って帰るぞ!」

 

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 ただ、彼らは現実に目標を達成することはできなかった。その足りなかった何かをこれからの人生の中で探していくのだろうと思います。

 

 「彼らの言葉を信じる。」コーチとして選手を信じることは当たり前のことかもしれません。ただ、本気で彼らと向き合わなければ『信頼』など生まれません。彼らを本気で『信頼』するため、目標達成するため、コーチは不安に思うすべての事を彼らにぶつけ、彼らはコーチにぶつけ、向き合う必要があります。

 

「まだまだ、足りなかったよね。」

 

だけど、最後に三年生に一言。

 

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 「私を関東に連れて行ってくれてありがとう。君たちに出会えて本当に良かった。」

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