「健康第一」 (みらい社・小川  陽)

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早いもので、つい最近まで汗ばむような日々が続いていたと思ったら、気づけば日増しに寒さが本格化し、通勤時にマフラー姿やコート姿を見かけることが増えてきました。季節の変わり目は風邪が流行る時期でもありますし、マスコミ等で取り上げられる機会も増えているようです。みなさまもくれぐれも風邪などひかれぬよう、ご自愛ください。

 

大変個人的な話ですが、先日、毎年恒例の健康診断を受けてきました。日頃、自分の健康にはどちらかといえば無頓着で「自分はまだ若い」と勘違いをしている分、健康診断で明らかになる数値に動揺を覚えるようなことが増えてきました。また、数年前から検査項目に加わった胃X線造影(バリウム)検査は、健康診断への足取りを大変重くするものになっています。あの検査が得意な方はおそらく稀だと思いますが、私もご多分にもれず大の苦手なのです。しかも今回は胃の膨らみが不足しているからと、検査途中で発泡剤(検査の最初に飲むあれです)の追加。ただでさえ「ゲップをしないように」との指示に目を白黒させながら唾液を呑み込み、我慢に我慢を重ねているトコロに増量。検査技師の発する身体動作の方向指示もだんだん遠くに聞こえます。実時間の5~10倍ものように感じる検査時間を終え開放される頃にはうっすらと涙目になり、すっかり憔悴しきった様子になるようで、係の方に「大丈夫ですか」と声を掛けられるほど。我ながら情けないと思いつつ、苦手なものは苦手なので、仕方ないと諦めています。

 さらに、検査を行う事で早期発見につながり、胃がんの罹患率は未だに高いものの、死亡率が減少傾向にあるという結果(独立行政法人国立がん対策情報センター発表資料による)に繋がっているようなので、苦手ですが継続的に検査を受けようと覚悟しています。

 

何より「予防は治療に勝る」という言葉もあります。ですから、健康に対する無頓着を反省し、健康診断を受けるだけでなく日頃からの摂生が大切だと言い聞かせ、適度な運動や睡眠の確保に努める等、体調を崩し易い年末年始に備えたいと思います。

 今年の「施設長日誌」の担当回はこれで最後です。毎回、稚拙な文章にお付き合いいただいている皆様へ御礼をさせていただくとともに、益々のご健勝を祈念しております。今年も大変お世話になりました。来年も引き続きよろしくお願いいたします。

 

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