"心身共に健康で明るい人、求む!"これは、求人広告などでよく見るキャッチフレーズだが、会社や組織が人材募集の際に重視する要件だ。これがベースとなっていて資格や技術があれば申し分無しといったところ。
健康志向が高まる現代。医学や健康に関するテレビ番組や出版物も少なくない。医療の発展で平均寿命も長くなったものの最期まで心身共に健康で充実した人生を送る事ができるかどうかが肝心。病院の待合室は高齢者で一杯。できれば余生の時間は病院の長い診察待ちには費やしたくない。自分も健康管理とかアンチエイジングを気に掛ける年齢に差し掛かっている。やらねばならぬ事、したい事のためには健康である事が大前提だが、自分にとっては長年の悪しき生活習慣を正していく事が先決問題だ。
体調をいつも万全に、長らく健康でいるための基本は一に運動、二に栄養、三に睡眠と言われている。適度な運動をしていないと足腰が弱り、筋力や心肺機能も低下して老化を早める。運動不足だと身体が重く頭の回転も鈍くなる。二つ目の栄養は、三十代の時に"医食同源"という言葉を知ってから栄養について関心を持った。そして、人並みの風邪ひき体質を改善したので発熱して寝込む事など二十年以上無い。毎日の食べ物や栄養の摂り方によって免疫力が向上したものと思われる。三つ目の睡眠。これは個人差があるが十分に睡眠がとれた日の朝は疲労感が抜け、心身共に爽快感を覚える。熟睡が翌日のために身体の機能をリフレッシュしている感じだ。
健康管理に関する三つの基本。これを黙々と実行する人は多いと思うが、環境によって過度のストレスに晒されている状態や性格が原因で神経細胞や免疫系がうまく機能できず"最善の健康"を維持できない事もある。そんな時、意外な効果があるのが笑う事。大笑いほどいい。笑える材料がなければ爆笑アイテムでも揃えておく。それができなければカラ笑でも効果は同じだと言う。窓を閉め切って車中で試してもいいが、くれぐれも運転には注意して。
昔、中学、高校生の時、授業とお笑いパフォーマンスを両立させるカリスマ教師ならぬユニークな先生がいた。独特の仕草と表情で生徒を笑わせ、授業に集中させるのでその時間が楽しみだった。そして、ホントに面白かったので大口を開けて"クラス一の大笑い"をしたものだ。先生が「バカ笑いするな!」と言うその顔と言い方がまた腹を抱えるぐらい面白かったので、徹底したお笑いのツボを心得ていらっしゃったようだ。体育ではなく数学や化学の授業だったが、あの先生達のお蔭で腹筋と背筋が鍛えられて基礎体力がついたみたいだ。
モノの本によると笑いは自律神経とホルモンのバランスが整い血糖値や血圧の安定に働く。鎮痛作用のあるβエンドルフィンも大量分泌させていつも快活でいられる。また、免疫機能が活性化して白血球を活気づけるから病気になりにくいなどなど心身の健康維持にはかかせないもの。
笑う門には福来ると言う言葉もあるし、運もアップするかもしれないから、あの頃のように大笑いをしたいものだ。
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