便利な世の中(湘南ゆうき村 志賀信道)

 ニュースで、ホームと電車の隙間転落防止策として、電車が到着するとホーム側から板?が自動に出てきて、隙間をふさぐ装置が開発されたと言っていました。試験的にどこかの駅で使うとか・・最近ではホームにも扉が出来て二重なっており事故が起きないような対策がたてられています。高齢化社会になり、どこの駅もエレベーターやエスカレーターが設置されており、さらに、ホームの隙間が自動的にふさがれるのであれば、車いすの方も気兼ねなく、どこにでも電車に乗って出かけられるようになるのかなと考えていたのですが、ふっと、半年くらい前にテレビのドキュメント番組で、車いすの方が言われていた言葉を思い出しました。その方は、「すべてバリアフリーにならなくてもいい。」と言われていました。「なんで?」「人の暖かみが感じられなくなるから・・」と。 言われてみると、昔は、駅の階段では声をかけて車いすの方をみんなで持ち上げて階段を上がったり、乗車の際なども周りの人がお手伝いをする姿がありましたし、私もお手伝いをした記憶があります。 

caf9a[1].jpg 世の中、どんどん便利になっています。駅の改札はパスモやスイカで "ピッ" 有料道路の料金所もETCでスムースに通過。 最近、大型の駐車場で、先に機械で清算をしておくと、出口のゲートでは何もしなくてもバーが自動にあがるんです。これには驚きました。

 しかし以前は、駅の改札には駅員さんがいて、高速道路も駐車場も料金所には必ず係の方がいました。そこでは、挨拶を交わすなど、コミュニケーションがありました。 便利になるという事は、人との交流が減っていく事なのかもしれません。

 先日、研修でお伺いしたある事業所で、たくさんの笑顔と、気遣い、心配りに心が温まり帰ってきました。

 ゆうき村スタッフの今月の月間目標が、『ゆうき村 いつも心がけよう "お・も・て・な・し" の心』です。

 便利になっても、人との交流、気遣い・心遣い、おもてなしの心 忘れずに大事にしていきたいですね。

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