「ひとりずつひとつ」(事務局 石塚和美)

夏から秋にかけて通院する機会が多く、待合室での出来事で感じたことが沢山ありました。 

ひとつは、ご高齢の方が多いこと。ご家族やヘルパーさんに付き添われて通院している患者さんも多く、長い待ち時間は病気の身体にはお辛いだろうなと思います。

そして受付の事務員さんや看護師さんの患者さんへの対応については、一人ひとり丁寧に接し、わかりやすい言葉でお声かけをしています。特に総合病院では、いくつもの診療科目があり、検査室も番号やアルファベットで示されており、私でも病院内で迷子になりそうなくらいわかりづらい事を、患者さんに丁寧に何度も説明し、時には目的の場所まで付き添って行かれる姿を拝見すると、私たちも見習わなくてはいけないなと感じます。

 この頃の病院は、個人情報保護の為か、受付番号で呼ばれることも多くなりましたが、一方、検査室では他の患者さんがいる中で、本人確認のため名前と生年月日を聞く病院もまだまだあります。お名前で呼ばれたいか、番号で呼ばれたいか。皆さんはどちらですか。

 名前といえば、事務という仕事柄、多くの「お名前」と出あいます。利用者やご家族の方々との出会い。業者や関係機関の方々との出会い、職員との出会いなど。

多くは直接お会いできる方々なのですが、居宅介護や事務所を有しない事業所をご利用になられている利用者の方の場合、事務員は失礼ながらお電話や郵便物での対応となる方もいらっしゃいます。関係書類を作成するときは、お名前に間違いがないよう、また、お会いできない分、「ありがとうございます」という気持ちを込めて対応しています。

職員採用の際は、同じ事業所でなければ職員同士が会う機会が少ないので、「これからよろしくお願いします」という気持ちを込めて雇用契約書を作成しています。

沢山のお名前との出会い。いつも思うことは、みんなすてきな名前だな。親御さんからの初めての大事なプレゼントだなと。

私たちの仕事も人にかかわる仕事です。ひとつひとつの出会いを大事に、利用者一人ひとりに丁寧なかかわりを心掛けたいと思います。

 

ひとりずつひとつの命があって、ひとりずつひとつの名前があります。ほととぎす.JPG           ↑ほととぎす

 

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                        ↑ コスモス

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                       ↑ ハナミズキ

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                      ↑ ジュズ
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