新年度がスタートしました。私は今年度も湘南ゆうき村と相談支援プラザを担当いたします。よろしくお願いします。
さて、我が法人では、この4月から「新しい給与体系・人材育成を目的とした人事考課制度」がスタートしました。昨年度9月までは、コンサル会社と月一回この制度導入に向けての検討・研修を行い。コンサルが終了して以降、その運用と活用については、法人の手に委ねられました。昨年度の10月以降から現在まで、法人内の課長が中心となり法人の主任以上の管理職が参加し、人事考課の面談の仕方や人材育成ノートのつけ方、目標設定の仕方など、月一回のペースで継続した研修を実施しています。新しい仕組みを成長させようと継続している力・姿勢は凄い!!・・・と感じます。
(人材育成について)
どこの職場でも人材育成は大きな課題だと思います。今回法人が導入する人事考課の目的は「人材育成」です。考課する人が職員の状況を確認し、職員との面談を通じて、目標設定やモチベーションを上げるため方向性を確認します。
サービス管理責任者・児童発達管理責任者研修の共通講義「サービス提供のプロセスと管理」では、「サービス提供職員に対するマネジメント」で人材育成の具体的な方法について「コーチング」の技法について触れています。ちょっと内容を紹介します。
○コーチングとは?
・コーチングとは「会話によって相手の優れた能力を引き出しながら、前進をサポートし、自発的な行動を促すコミュニケーション・スキル」です。それは、「答は、その人の中にある」ということが前提になります。答えをもっていると信じているからこそ、前進をサポートでき、自発的な行動を促すことができるのです。(播摩早苗「今すぐ使える!コーチング」PHPビジネス新書、P14引用)
・コーチングとは、相手の目標達成をサポートするためのコミュニケーション手法のひとつです。コーチングは人材育成におけるモチベーションアップの向上など双方向のコミュニケーション手法として大きな力を発揮します。
・相手がすでにもっている能力・意欲・経験などを引き出して、部下自らが主体的に取り組むようにサポートすることがコーチングのおもな目的です。コーチングは部下の目標達成をサポートするためのコミュニケーション手法のひとつで、社員の自立性やモチベーション向上に効果的です。コーチングを行うことで、部下は自分で考え主体性をもって働く習慣が身につくようになり、問題点のすべてに答えをもらう「やらされ感」から解放されて、よりやる気をもって働けるようになります。
・通常はティーチングで指導したほうが、上司も部下も楽ですし、短い時間で成果につなげることができます。しかし、多くの事業所で行われているティーチングによる指導では指示待ち社員を生み、上司の一方通行の指示に終始してしまいます。
あえてコーチングを行うことで、部下は自分で考え主体性をもって働く習慣が身につきます。また、ティーチングですべてに答えをもらっていた頃の「やらされ感」から解放されてよりやる気をもって働けるようになります。(コーチングマネジメントガイド 平野 圭子HP・ビジネス・ソリューション㈱HPから引用)
○コーチングで求められる力
・お二人の方の文献を引用しましたが、共通する点は「答えはその人の中にある」です。コーチングで求められる相手の力を引く出すための力は、職員との面談や会話の中で「聴く力」「働きかける力」です。
「聴く力」を持つには、相手を「受け入れる力(受容する人間力・理解力・分析力)」です。相手の話に対して、「働きかける力(質問力・コメント力・承認)」が重要とされています。
ちょっと分かりにくいかも知れませんので、職員とのやりとりで、自分が心がけている事の一例を紹介します。
・聴く力・受け入れる力・・・出来るだけ先入観を持たないようにその場に臨む。頭の中をクリアにして相手の話を聴くようにする。相手が話しているときに、次に自分が話すことを考えていることがあるので、その状況に陥らないよう私が注意する。相手の会話の合間に「うなずく」「そうだね」など、私が相手の話を聞いていることが伝わるように心掛ける。
・働きかける力・・・質問やコメントを取る時は、出来るだけ「なぜ、どうして、こんな結果になったの?」と詰問・尋問的な問いかけはしないようにする。
「答えは、その人の中にある」コーチングの基本に留意し、「あなたはどう思うかな?」「上手くできなかった理由には何があるのかな?」と言う問いかけをする。相手が知らず知らずに潜在的に感じていることに気が付いてもらいを「言葉に出す。言語化できる」ように心掛ける。・・・です。
実際は上手く出来ない事の方が多いですが。出来るだけ、一方的な指示、教え込みにならないよう、コーチングを意識することが、「自分がこうした人になりたい!!」ことの目標になり自分のモチベーションにつながると思っています。
○最後に
・平昌オリンピックで「カーリング女子チーム」が銅メダルを取りました。選手達の会話の「そだね~」が、結構話題になりました。「そだね~」の北海道弁のイントネーションの柔らかさ受けているようです。
私は「そだね~」の言葉には、自分がやっている事、言っていることの「了解や承認」を、私を含め世間一般の人が求めているから、心に残るのかな~・・・と勝手に感じています。
新年度がスタートし、新しい職場・新しい環境・新しい人間関係作りが始まります。報酬改定・法改正など複雑な仕組みも今年度から始まります。みなさん~一生懸命・ファイトでやりましょう!!(筆者合掌)
○横浜市戸塚区柏尾川の桜並木です。
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