運動会(湘南セシリア・みらい社 佐藤 貢)

先日、孫の運動会がありました。

    「何に出るの」

    「・・・リレー」

    「えっ、リレーの選手になったの」

(うなづく)

    「すごい、リレーって速い人が選ばれるんだよ。速いの?」

    (うなづく)「一番だったの」

    「すごいねぇ。楽しみにしてるよ」

 

リレーは幼稚園の中でも花形競技。私は意気揚々と応援に行きました。

 

「え~、出ないよ。なんでそんなウソいったんだろう?」と娘。

(ガ~ン。ショックを受ける私!)

 

行けば絶対にばれるウソ。なぜそんなウソを言ったんだろう。その時は確かにそう思いました。

 

でも本当にこれはウソだったんでしょうか?

 

もし②が徒競走で名前がわからず、間違えて「リレー」といったとしたら・・・。

③で私がリレーの中身を説明して「リレーなの?」と聞き直していたら・・・。

④で私がものすごく嬉しそうにしなかったら・・・。

⑤はなかったんじゃないでしょうか?

 

このような誤解は私たちの周りでたくさん起きているのではないでしょうか?大人同士の会話ではこのような誤解が善人、悪人を作り出しているのではないでしょうか?

私たちは想いが強すぎる時、事実を冷静に見ることなく解釈してしまうことがないでしょうか?

私たちは仕事柄、もっと善意ある解釈に心がけるべきではないでしょうか?

 

そもそも孫がリレーの選手に選ばれるはずがありません。冷静に考えればわかることでした。案の定、徒競走ではスタートからゴールまで安定の最下位。終始ニコニコしていて堂々の負けっぷりでした。

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