施設長・課長日記

  • home
  • 施設長・課長日記
藤沢育成会 施設長・課長日記 | 最新の日記
「静と動の繰り返し」(湘南あおぞら 石川大助)

私は「静と動」この対比を見ると「書(書道)」をイメージします。

 

気持ちを静かに落ち着かせ、筆を動かし紙に文字を書いていく静から動への動き。

大事なことは完成イメージと呼吸。

 

イメージのないままに始めると全体の文字の配置やバランスが悪くなってしまい、呼吸が整わないと線質が崩れてリズムが悪い文字になってしまいます。操りきれない液体を操るために不可欠な要素です。それらの要素と動きを繰り返し一枚の作品が出来上がります。

 

19011987を生きた手島右卿(てしまゆうけい)という書家の代表作に「崩壊」とうい二文字だけが書かれた作品があります。コンクリートの建物が壊れていく様を表現したもので、外国の展覧会に出展した際に「何か壊れていくものを表現しているのか」と聞かれたそうです。漢字の読めない外国人が文字ではなく絵としてとらえ感じたひと言でした。

この1枚を完成させるために何年もかかり、何百枚も書かれたそうです。

 

日々の支援の積み重ねも同じで起こりえる先を想定し準備を進め、いざ事が起こった際にはすぐに行動に移り、周りと呼吸を合わせて事を為す、そして繰り返し経験することでチームとしての成熟度が上がっていく。何ごとも時間のかかることですね。

 

ちなみに我が家のレモンの木が5年たちずいぶんと実をつけるようになってきました。

 

課長日記 写真.jpg

>>・・・続きを読む

〜 笑い 〜(相談支援プラザ 一戸香織)

自然に笑っている事ってありますね。

もちろん意識した笑いもあると思います。

怒っている姿や怒っている人を見るよりも、

笑っている姿や笑っている人を見ると、

こちらまで嬉しくなり、共に笑い合ってしまいます。

その反対に笑えない...そんな気持ちになる時もあります。

 

先日、六会地域の会食会に参加しました。

写真の趣味がある方から、写真の撮り方について説明していただき、

詩吟の心得のある方から、唄とその心を教えていただきました。

80年からの経験やお話しにはパワーがあり、笑いが絶えない時間を過ごしました。

 

その時、『 れば三訓 』が書いてある紙を見せていただきました。

前回の会食会で「笑いヨガ」をやって下さった方から頂いたそうです。

 

 何もやらなければ 愚痴がでる

 中途半端にやれば 言い訳がでる

 一生懸命やれば 知恵がでる

 

何もせずに愚痴を言っていないか?

途中で投げ出したままの事はないか?

様々な事を言い訳にしてないか?

...『 れば三訓 』のコピーをいただき、事務所に戻り自身を振り返りました。

 

私も少しずつでも、知恵に繋がる様に一生懸命やろう!

そんな気持ちになりました。

そんな気持ちになれた時間を共にし、一緒に笑い合えた人たちに感謝したいです。

 

「 笑うと福が来るんだよっ! 」

...そういつも話していた、亡きおばあちゃんの言葉を思い出した日でもありました。

 

                                                                        

写真.jpg

撮影 東海林史郎様

>>・・・続きを読む

『「ながら運転」の罰則が強化されます』(湘南だいち 宗像喜孝)

 ここ最近の社会の変化で注目するトピックスといえば、やはり10月に行われた消費税の増税でしょうか。消費税が変わる当日の世間の混乱ぶりは、予想はしてはいましたが、がっかりとしか言いようがありません。大学在学時、あまり好きではなかった社会保障の担当教員から学んだことを思い出します。税の三原則は、①公平、②中立、③簡素。「簡素」という部分においては、今回の増税の仕組みは、到底国民の理解を十分に得ているとは思いません。

 

 さて、個人的に社会の変化でもうひとつ注目するトピックスでいえば、運転中にスマートフォンを使用する、いわゆる「ながら運転」が121日より罰則が強化されることです。103日に平塚中央公民館で行われた安全運転管理者講習に参加をして、恥ずかしながら初めて詳細を知りました。

まだお知りにならない方のために簡単に説明しますと、車の運転中に携帯電話を手に持って通話したり、画面を注視したりする行為は、違反点数が1点から3点に、反則金は、普通車で6,000円から18,000円に引き上げられます。また、こうした行為が原因での事故など危険を生じさせた場合には、違反点数は、2点から6点となり、罰則も「3カ月以下の懲役、または5万円以下の罰金」から「1年以下の懲役、または30万円以下の罰金」に引き上げられるというものです。事故を起こした場合は、一発で免許停止になります。※詳しくは、各自ご確認ください。

 昨今、運転関連の記事を多く見かけます。運転する人のモラルやマナーについては、今後も世間の厳しい目が注がれるでしょう。業務中はもちろんのこと、プライベートにおいても、運転をする際にはスマートフォンが手に取れないように、カバンの中に入れるなどの対応が必要です。これから行楽シーズンになります。罰則は12月からですが、今のうちから対策を考えて、楽しいドライブ生活を送りましょう。

 

10月画像①.jpg

 

10月画像②.JPG

 

→夏休みは避暑地にてキャンプをして過ごしました。もちろん安全運転!!

>>・・・続きを読む

向き(湘南セシリア 小野田智司)

毎朝の家事をひとつ行っています。

それは洗濯物干しです。

 

いつしかある方と洗濯物干しの話している中で

『向きをそろえることを大事にしているんです。』

 

はじめは「へ~そうなんだぁ(...あまり気にしたことないなぁ)」

と、気に留めていなかったのですが、

 

『だって家族は同じ方を向いているといいじゃないですか』

『いつも笑って過ごしているわけではなく、

時にはうまくいかないこともあるけれど、

洗濯物は同じ方向を向いているといいなぁと思って』

こんな話をしてくれました。

 

なるほど!

 

集団で過ごす中では

うまくいかないこと...

ちょっとしたすれ違い...

困ること...

伝えたいけど、伝えきれないこと...

気分が浮かないこと...

 

確かに毎日なにかしら、そのようなことが起きている。

 

日々のなかで集団の「向き」を大事にする時間を持つこと

これって、簡単そうで意外と難しいです。

 

この会話のあとの我が家の洗濯物は

みんな同じ方向を向いております。

 

だからいって、何かが劇的に変化をするわけではないけれど

このような気持ちを、願いを込めながら

洗濯物を干していると

昨日のちょっとしたことは笑い話になることも。

 

 191008 課長日記 向き『小野田』その1.jpg

▲湘南セシリア前庭から秋の空

 

もう一つ

9月19日・20日に平塚商工会議所にて

強度行動障害支援者養成研修【実践研修】を開催いたしました。

 

強度行動障害にある方を

(支援者にとって)"困った人"として支援をするのか、

"困っている人"として支援をするのか、

「向き」を確認する場となりました。

 

ちなみに、本研修をもって、

神奈川県で【実践研修】の修了者は

1,000名を超えたとのことです。

この1,000名が同じ「向き」で支援をしていると考えると

頼もしい限りです。

 

191008 課長日記 向き『小野田』その2.JPG

▲研修の様子

102名の方が修了されました

>>・・・続きを読む

佐助(サービスセンターぱる 梅田忍)

以前、この日記で掲載させていただきましたが夏になると例年、事故で中途障がいになってしまった高校時代の友人と野球観戦に行くことが毎年の楽しみになっています。今年は、4試合横浜スタジアムに観戦に出かけました。

横浜DeNAベイスターズは人気球団でチケットがなかなかとれないのですが、来年のオリンピックの野球で使われることもあり、増設したウイング席側に車椅子席が5席増えた為、車椅子席をチケット発売初日にネットで購入するやり方で計画的に6月から毎月1試合ペースで座席確保できました。

ウイング席はエレベーターも設置され、車椅子でも楽にあがれます。通常は入場ゲートがある2階からしかエレベーターがない為、入場ゲートまではスロープを登っていかないと行けないのですが、帰りは係員が声をかけてくれ、望めばエレベータ-の設定を1階まで操作してくれることになっています。以前に比べ、バリアフリーや合理的配慮がなされてきていることを感じます。

彼と行くと、今まで引き分けが最高でなぜか勝てない!! 今年こそは、勝ちゲームを観たい!!そんなことを話しながら、6月に交流戦の楽天戦を二人で観戦して初めて勝ちゲームを観れました。7月に、スターナイトと言うユニフォームを配布してくれるイベントの中日戦も観戦しに行きサヨナラ勝ち。今年は4回出かけ4連勝という結果で最高のシーズンでした。

試合に勝ったときに彼が初めて涙を流しながら「生きててよかった」と言ってきたときに大袈裟だなぁと思いつつ笑顔で「そうだな。皆(高校時代の友人)よかったと思っているよ」と言葉を返しました。

 彼が事故を起こして左半身麻痺になった障がいを抱えてしまった時、ペットにフェレットを飼いはじめました。彼は "サスケ"と言う名前をつけて可愛がっていました。サスケの名前の由来は左を助けると言うことからサスケと言う名前をつけたそうで、佐助が亡くなったときは、ひどく落ち込んでいました。「僕も君の佐助だし、佐助を増やしていこうよ」と声かけたことを覚えています。

 去年の夏に高校時代の女友達から「久しぶりに会いたいね」と連絡があり、彼の話しをすると「すごく会いたい、皆で集まろうよ」と言って繋がりある友人にも声かけ、また交流が増えて来ました。彼女の娘さんとうちの息子も小さい頃、よく遊んでいたのですが、8年ぶりの再会を果たし、お互い小学校12年生だったのが、二人とも高校生で新鮮な再会を果たすことが出来ました。

 彼を中心に、懐かしい友人たちの再会の場を設けられていることを嬉しく思い今後も"佐助"増員計画を進めていこうと思います。

写真①.JPG 

写真②.JPG

>>・・・続きを読む

ページトップへ

過去のお知らせ

<   2019年12月
1 2 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31