『感謝の気持ちを伝える』~就労支援プログラム ビジネスマナー編~

65日(月)~6日(火)の二日間に渡って『感謝の気持ちを伝える』をテーマにしたプログラムを実施しました。

プログラムではまず、『自分の感情や気持ちに気づく』ことを目的にロールプレイを実施しました。メンバーは"他者のお手伝いをしながらも、その相手から感謝の意を示されない体験"と"他者のお手伝いをした後にその相手からしっかりと感謝の意を示される体験"という両極端の場面を体験しました。そして、このロールプレイ体験後、それぞれの場面において『どんな感情、気持ちを抱いたか?』『どんな対応が気になったか?』『どんな対応をして欲しかったか?』『どんな対応が快く感じたか?』などをワークシートにまとめました。さらに、『どちらの対応の方が良かったか?』『自分だったらどうするか?』についてもメンバー間でディスカッションを行い、意見や考えを膨らませました。

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その後、『相手に感謝の気持ちが届くためにどうすれば良いか?』と『相手に伝わる気持ちの伝え方』について、ワークシートに考えをまとめました。そして、メンバー各々の『自分だったらどうするか?』の考えをもとに、今回のプログラムのテーマである、『感謝の気持ちを伝える』ことを目的に再度ロールプレイを実施しました。メンバーは、最初のロールプレイで感じた気持ちやワークシートにまとめた内容を活かして模範的な対応ができていました。また、単に『ありがとうございます。』と伝えるだけでなく『助かりました。』と自身の気持ちを添えていた点はとても好感が持てました。

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ロールプレイが一通り終わった後に、ビジネスマナーの基本が『相手の気持ちを考えて行動すること』や『みんなが気持ち良く仕事できるように行動すること』である旨を講義して、今回のテーマとプログラムとの結びつけを図りました。そして、小さなことでも『ありがとう。』と言えるように心がけていくことをみんなで確認しました。

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『感謝の気持ちを伝える』大切さ...普段、やってもらって当たり前と思っている部分を見直し、小さなことでも『ありがとう。』と言えるように心がけることは、人々が社会の中で互いに気持ち良く生きていく上で最も重要なことだと、プログラムを通じて学ぶことができました。

メンバーは将来、社会に進出し、その人なりの自立した生活を送って行きます。その中で多くの人達に支えられ、助けられる機会も多々あることだと思います。そんな日々の生活の中で常に周りの人達に対する『ありがとう。』を意識して過ごしてもらいたいと願っています。

(みらい社 就労支援員 片野 篤伸)
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