~摂食・嚥下障害の基礎~ 湘南セシリア:職員研修
すこし間があいてしまいましたが、

4月27日のセシリア全体会議の時間を利用して、

医療法人長谷川会 湘南ホスピタルの、林 静子氏を講師に招き

「重度高齢化に伴う嚥下・食事支援について~摂食・嚥下障害の基礎~」

という内容の研修を行いました。


IMG_2127①.jpg


湘南セシリアの利用者は、平均年齢50歳弱と、着実に高齢化の波が押し寄せており、嚥下や咀嚼の機能が低下している方も増えていることから、ペースト食やゼリー食、おかゆ、パン粥、刻み食など、厨房の協力も得ながら、安全においしく食事ができるよう、スタッフ一同、日々努力を重ねています。


そのような取り組みの一つに、湘南ホスピタルでの嚥下造影検査があります。


外部から観察しているだけではわからない嚥下機能の実際を、エックス線の動画を撮って観察・分析することで、状況を詳細に把握するための検査です。


日頃の、そういったおつきあいもあり、先生から「実際に食事介助をしている職員に、直接お話をしたい」というありがたいお申し出をいただき、一番スタッフの人数が多い日、ということで、全体会議の時間に来ていただきました。


そのような経緯で実現した今回の研修会ですが、前半は、高齢化とはなにか?=高齢者が置かれている身体的・生理的な特徴、社会的な特徴、精神的・生理的な特徴などを理解する事の必要性についての講義をしていただき、一般的な高齢者の身体状況と、そのことによっておこる様々なリスクについて、学習しました。

IMG_2131②.jpg


後半は、特に嚥下機能の障害について、その特徴と診断、必要な配慮・食形態や介助について学びました。


今後も、今回の学びを土台に学習を継続して、利用者がより安全に豊かな食生活をおくれるよう、支援の質を高めていきたいと思います。


IMG_2122③.jpg


林先生の分かりやすいお話しで、職員一同楽しく学ぶことが出来ました。

ありがとうございました。



湘南セシリア
妹尾 貢
ページトップへ
最新のおしらせ

過去のお知らせ