雪の日の温ったかーいお話し

田中さん.JPG平成25年1月15日、「爆弾低気圧」の影響で前日から大雪が降り、交通に乱れが出ました。そんな中、私は不安に思いながらも、いつも通り車でセシリアに向かいました。が、やはり心配していいたことが的中!セシリアを目の前にして、路上が凍っていて、坂道を下る事が出来ません。やむなく近くの畑道の脇に車を止めて出勤しました。


 

昼休み、雪も溶け、車を移動しようとしたら、びくともしません。初めての事で、パニックになった私は、アクセルを何度も踏み続けました。車はどんどん畑のぬかるみに入り込み、前輪が深くはまってしまったのです。「もう、最悪・・・」(泣)


男性職員さんの力をお借りしたくて事務所に戻り、声をかけました。すると皆さん、休憩中にもかかわらず、食事中の方もいたのですが、すぐに駆けつけてくれました。その行動の早やさにびっくりして感激しました。また、食堂の改造工事でたまたま来ていた業者さんも事情を察して、手伝いに来てくれました。


板をひいたり、スコップで土を掘ったりと試行錯誤していく内に10人近くの男性が集まってくれました。畑道での騒ぎを見かねて、近所の農家の方が声を掛けてくれました。「引っ張ってあげるよ」すぐに耕運機を持ってきてくれました。ロープで私の車と耕運機をつなごうとしたら、工事の業者さんが「ナンバープレートを外すとうまくつなげるよ」と、手早くドライバーでナンバープレートを取り外してくれました。車と耕運機がばっちりつながり、農家の方が耕運機のエンジンをふかすと、一気に車は、はまり込んだ溝から脱出、無事救出されました。「やったあ!」取り囲んでいた皆さんから歓声があがりました。


私は嬉しさと感謝の心、そして、助けていただいた皆様の優しさにふれ、心が温かくなりました。ほんとセシリアって優しいステキな人たちの集まりだなと改めて心から思い、私もそんな皆様とこれからもお仕事が出来る事を光栄に思います。そして、耕運機を出してくれた農家の方、手伝ってくれた工事の業者の方に心からお礼を申し上げます。ほんとうにありがとうございました。

(湘南セシリア・田中小春)

 


 

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