4月6日の法人全体研修の第2分科会は、「地域を!考えるプロジェクト」と題して、湘南セシリアと新規事業推進室合同による、職員公開討論会を行いました。
障害があろうがなかろうが、誰もが安心して暮らせる「地域つくり」がなにより大切であると考え、分科会では「地域つくり」をキーワードに職員の思いを語ってもらい、参加職員に「元気」を届けたいと考えました。
一個人・一市民・一生活者・一地域住民の視点で以下のポイントについて、10名の職員により話をしてもらいました。
① いま住みやすい地域をつくるためには(我々にとっても)何が必要なのか?
② 自分たちに何が出来るのか?
③ どんな地域があったら住みやすい、暮らしやすいと思うのか?
湘南セシリアを代表して、分科会に登壇した吉田職員と高久保職員に、当日の話の内容と感想について、書いてもらいました。
【吉田三枝子】
私が今回のテーマで一番皆さんに伝えたかった事は、どこにでもある現実です。
420世帯の団地住民の中で、70歳以上の高齢者が165名もいて、その中で一人暮らしの方が56名もいる。
しかし、2~3の家族と生活していますとおっしゃった方の中には、80歳以上の親と40~50歳以上の障害を持つ子どもと暮らしている現実でした。
私も若い時は、自分の生活だけが大変で地域など見る余裕もなく、生活してきましたが、今回皆さんの話を聞いて、誰もが地域の事は気にはなっているが、今現在出来ているコミュニティの中に入って行くタイミングや勇気がないだけだった事が分かりました。
年配者の私としては、少しホットしたのと嬉しく感じました。
今後は、若い方たちも自分の足元だけではく、少し視野を広め、地域を見て、自分の器の中で出来る事を考えて、少しずつ地域に入っていってもらいたいです。
無関心にならずにもっと、人に興味を持って、そこで生活している人達を見てみると自分なりの地域貢献が出来ると感じています。
そして最後に今後私の地域で若い家族に協力を願う良いアイデアになる話も聞けた事を有難く思いました。
【高久保真由美】
私は、地域で暮らすには、次の3つのことが重要だと思います。
① 子どもにとって良い場所であるか。(環境、教育、医療)
② 教育面での問題(体罰、いじめ)
③ 地域とのつながり、自治会(若い世代を巻き込み、いかに参加してもうらうか)
震災が起きてからではなく、常日頃から地域の人同志が会話をし、支え合えるつながりを持っていることが大事です。私たちが次の世代にもつなぎ、輪を広げ人と人とのつながりの温かさや安心感の中で、生活できるようにしていきたいと思います。親として子どもたりに、地域の人とのつながりの大事さと支え合って生きていくことの大事さを伝えていきたい。
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