「それぞれの力を合わせて...」 ~相談支援専門員研修会開催~

真夏の足音がすぐそこまで近づいていた629日、法人内相談支援専門員研修が行われました。

 

"計画相談の業務を振り返る"というのが今回の研修のテーマの一つでした。

内容としては、計画相談に関わっている相談員一人ひとりの思いの共有や、ケアマネージメントといった一連のプロセスを再点検するといったプログラムになっていました。

 

研修に参加した多くの方の感想として、『本人の意向を読み取ることの難しさ』について言及がありました。物の見方や感じ方、価値観は人それぞれですので、色々な視点からその方その方の想いを捉えていく必要がありますが、これがなかなか難しい、そんな発言が多く聞かれました。経験を重ねた方たちから上がっている発言という点にこの職業の特徴が集約されているように私は感じました。

 

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 話は変わりますが、就職をしてからこの方、世の中には実に様々な職業があることに日々気付かされます。昔はメジャーな職業ばかりに目が向いていたこともあるかとは思いますが、今興味を持って周りを見回すと様々な会社や様々な制服、様々な社用車が目に入り、耳を澄ませば日本にいることを疑うような聞いたことのない言葉、専門用語が耳に入り、こんな職業もあったのかと新たに発見がある、そんな毎日です。

 

 そうやって様々な仕事を見ていると、ふと自分の就いている職業についての新たな発見につながることがあれば、改めて自分の職業について見つめ直す機会につながることもあります。

 

かの孔子も、"学即不固"との言葉を残していますが、日々見識を深めることで、または興味の範囲を広げることで、物事の見え方が普段とはちょっと違って見えるようになるのかもしれません。研修の感想で上がった『本人の意向を読み取ることの難しさ』を解決する一つの方法は、そういった個人のちょっとした日々の努力になるのかもしれませんし、様々な立場や役割の中で相談業務に携わっている相談支援専門員のそれぞれの力や経験が合わさり、チームとして発揮されることも一つの解決方法になるのかもしれません。そんなことを帰り道にふと思いました。

 

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 週末に時間を作っては研修に参加をし、また日々所属事業所での業務もある中で多大な努力をされながら行っている計画相談支援。どうか温かい目で見守っていただき、ご理解を賜れればと思います。

 

相談支援プラザふらっと 小山 信

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