◆住まいの職員研修会に参加◆

 926日に"藤沢市住まいと暮らしの連絡会"が主催する「住まいの職員研修」に参加してきました。

 

 ぱるからは、グループホーム部署のコーディネーターと世話人さんの、総勢20名ほどが参加しました。

 

参加者は湘南東部保健福祉圏域が対象で13事業所、総勢80名ほどの方が参加する大きな研修会となりました。

 

プログラムは午前中、障がい当事者(知的障がい、身体障がい、精神障がい)3名の方に「私の選んだ暮らし」と題し、講演をしていただきました。

 

 登壇者のみなさんからは、今の暮らしの話や、この暮らしまでの経緯についてお話くださいました。

 

 ひとつのエピソードして、精神障がいの方からの話をご紹介いたします。


 その方は、今のグループホームでの生活の前に、一人暮らしの経験がある方でした。その方がグループホームに入り、共同生活だからこそのよい面とわるい面がたくさんあることを話してくれました。

 

 よい面として、自分がつらい時などは、ゴミ捨てや皿洗いを手伝ってもらえたり、バーベキューなどのイベントがあることや、職員の方が気遣ってくれること等です。

 

 わるい面としては、やはり共同生活なので、いろいろなルールがあることや、エアコンの温度が自分の適温ではなく、やや我慢をすることがある、とのことです。

 

 午後の研修では、~「集まって住む」ということ~について、10グループに分かれて、ディスカッションを行いました。


  その中で、職員から見て、入所施設の場合、理解度の高い方は、時間通りに動かされている、指示されているということが理解できるため、生活が苦しそうに見えるという話がでました。

  また、素直で我慢強い人が多い(職員都合の急な変更でも笑顔で「しょうがないね!」と受け入れてくれる)といった話や、精神障害のグループホームだと、病気の状態によって、その人の調子や出来ることが左右されてしまうので、どこまで支援するべきか判断が難しい、といった話がありました。

 

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皆さんの学びとして...

普段行っている支援が、余計な支援になっているということもあるかもしれない、と思いました。

特に午前中の講演で、「自分の事は自分でしたい」という話を聞いた時、言葉で意思が伝えられない方は、もしかしたら「これは自分で出来るのに。」と思っているかもしれないし、「できない」と伝えてくれる方も、本当は出来るかもしれないのかなと感じました。

実際、支援している場面で、「○○さん、ご自分でやってみますか?」と提案をし、取り組んだ結果、普段は支援している部分が、ご自身でスムーズにできることがありました。

 今回の研修で、今まで以上に、利用者さんの声を聴き、提案をしていくことで、出来る範囲が広がり、自分のペースで出来ることが増えていくのではないかな、と感じました。

 

サービスセンターぱる

グループホーム部署  田中

 

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