社会福祉法人　藤沢育成会

　アートビリティとは障がい者アート専門の芸術ライブラリーです。

年に6回の作品審査会があり、その審査を通った作品がデータでストックされ、それらの作品がポスター、冊子、カレンダーなどの印刷物に使用されると作品使用料が作者に還元されます。

　よし介工芸館では、カレンダー用に作った木版画を毎年審査会に送ってきました。今では登録作品数も154作品となり企業の冊子やカレンダーなどに使われています。

　今回、よし介工芸館が第27回アートビリティ大賞の日立キャピタル特別賞を受賞し、２名の利用者が代表として日本財団ビル(東京都赤坂)で開催された授賞式に出席してきました。

　授賞式では、２人ともかなり緊張しているようでしたが、お互いにフォローし合いながら立派に大役を務めてくださいました。

授賞式後の懇親会でも企業やアートビリティのスタッフの方たちによし介工芸館のことなどをいろいろ説明してくれていました。

二人の作者の人柄に接したみなさんは、よし介の版画の素朴さ、温かさはこの作り手からきているのだなぁと感じているようでした。

 

今回の授賞は永きに渡るよし介工芸館の活動を評価してくださったことのように思え、とても誇らしいことです。これを励みにこれからもより良いモノづくりへの取組みや作品に触れて頂く皆さまへ「あったかさのおすそ分け」をしていきたいと思います。

 

アートビリティ関係者の皆様、これまでよし介の活動を応援して下さっている

みなさま、この場を借りて御礼申し上げます。

誠にありがとうござました。　　　　　　　

　　　　　（大森正人）