防災訓練 ~火災時の煙体験~

2月24日(水)火災想定で避難訓練を行いました。回は消防署立ち会いのもと避難訓練終了後に煙体験を行っています。


消防車.JPG


避難訓練は年間数回、いろいろな想定で行っていて今回は日中で1階中央の洗濯室から出火想定で行いました。避難はスムーズに行えています。

実際の火災は大きな火に巻き込まれてしまうことよりも煙に巻き込まれてしまうことが怖いため、今回は、消防にお願いし煙体験をしています。

体験用のテントを張り煙を焚き視界の悪い中を体験するという体験です。

煙テント①.JPG
入り口.JPG

煙は上に上がっていく為、新鮮な空気は下にあるので身を引くして両手で探りながら進行しています。テントの中は視界がほとんどなくほんの数メートル進むだけでも大変でした。

煙テント出口.JPG


今回は体には無害のスモークですが、実際の火災の際は有毒な黒煙となり、さらに停電などでもっと視界が見えない中、避難や誘導しなければならないので今回、体験することで煙の怖さなど考える良い機会になりました。

また、実際の火災時に火がどのくらいまわっているかわからないので、

 ・すぐに扉を開けずに手の甲で確認すること。(手の平は熱傷すると避難に支障が出るのと掌より皮が薄いので熱を感知しやすい利点がある為)
 ・避難の際、ゴミ袋など新鮮な空気を入れて被ると2分くらいは逃げれること。
 ・衣服に火がついた際は、走って逃げると余計に延焼が強くなるので、止まって、寝転んで、転がることが消えやすい(ストップ・ドロップ・ロール)など、新たな防災知識の話しも頂けました。

災害時、慌てないように避難訓練をしていますが実際の災害時は、70%もだせるかどうかということなので日頃の防災訓練は100%行えるようにしていくことが必要ということの話しも頂きました。
今後も災害時、スムーズに避難・誘導を行えるようにいろいろな想定で訓練をしていきたいと思います。

(梅田 忍)

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