『働くカタチ』
みらい社では9月末から新たな作業を受注しました。

新作業①.JPG
今回受注した作業の内容はデスクマットの中身のシートを差し替える作業です。先方の企業からは『一人でも取り組める作業』と伺っていたのですが、いざ実施してみると、なかなか難しく一つを仕上げるのにかなり四苦八苦してしまう状況でした。

新作業②.JPG

そんな最中、作業を進めていた社員の皆さんが自然な形で社員さん同士二人一組のペアを組んで作業に取り組み始めました。すると、完成度もスピードもレベルアップが図られたのです。
また、作業の過程で『こうした方がうまくいくのでは?』『自分はこの役割をやります。』等、社員さんが主体的に考え、『働くカタチ』を築き上げていました。

社員さんが築き上げたこの、『働くカタチ』は、作業は、一人がデスクマットを巻く役割、もう一人はマットがずれないように抑える役割に分かれますが、二人の息が合わないとマットはずれてしまいうまく巻けません。ポイントは役割の連携。まさにお互いの役割の連携(チームワーク)が完成度を左右するのです。そして、各々が自身の役割を理解した上で取り組んだ成果が完成度の高さを表しています。

新作業③.JPG

マットを巻く社員さんが"主役"だとすれば、マットを抑える社員さんはいわば"脇役"かも知れません。しかし、この『脇役の力』があってこそ、作業は成り立ち、完成度の高さにも繋がります。さらに脇役は『主役の力を引き出す』役割も兼ね揃えています。その想いを受けた主役は責任感を持って、作業を完成させます。その技量は数を重ねるごとに確実に向上しているのです。

社員さんの作業を通して、改めて『働く上で大切なこと』や『仕事とはあらゆる役割が存在する上で成り立っていること』が表されました。そして一つの『働くカタチ』を社員さんが生み出した瞬間でもありました。(みらい社就労支援員 片野 篤伸)

ページトップへ
最新のおしらせ

過去のお知らせ