就労移行支援プログラム⑧ 『SST(ソーシャルスキルトレーニング)レベルアップ編』

1221日(水)に実施した就労移行支援プログラムの様子を報告します。


今回はSST レベルアップ編』と題して、前回実施したSSTよりハードルを上げたシチュエーションを想定してロールプレイ及びディスカッションを中心としたSSTを実施しました。 今回、2回目のSSTにしては、かなりハードルの高いテーマを設定しました。

 

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①『私事都合により上司との約束をキャンセルする際の伝え方』

  このテーマに臨んだメンバーの多くは、私事都合で約束がキャンセルになることをうまく伝えられない様子が見受けられました。また、相手(上司)の都合を聞くことを忘れてしまいがちでした。ロールプレイ後のディスカッションではまず、キャンセルになる事実を謝罪することや、事実、状況を正確に伝えること、新たにアポを取るに当たっては上司(相手)の予定を伺うこと等がポイントになることを学びました。

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②『 忙しそうな上司に指示を仰ぐ際の声の掛け方』

  こ のテーマではSSTの大前提として『自分も相手も不快にならないような伝え方』を掲げた上でロールプレイに臨みました。各々がロールプレイを進めていく中で『自分の状況』と『相手(上司)の状況』を正確に把握することがポイントであることが見えてきました。そして、このようなシチュエーションにおける声の掛け方の一例として『今、よろしいですか?』という伺いやその返答次第では『お忙しいところ恐れ入ります』といった声の掛け方が有効であることを学びました。

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 今回のSSTではロールプレイ後のディスカッション(振り返り)を重視しました。ディスカッションを通して、他者がロールプレイを実践している中での、良かった部分や課題をお互いが共有でき、自身が実践する際に役立つことがわかりました。

また、今回テーマに掲げた場面は日々のみらい社内の活動の中でも起こり得る場面でもあるため、この経験を日々の活動内で活かすことをメンバーに伝えてプログラムを終了しました。

 就労プログラムにおいてロールプレイやディスカッションを重ねてきたことで、メンバーも他者と対峙して話をするとことにも慣れてきた様子が見受けられました。

(みらい社 就労支援員 片野 篤伸)

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