こんにちは♪
少し前の話なのですが、6月28日に「障がい者と災害~その時、あなたらならどうする?~」というテーマでスタッフ・ヘルパー研修を行いました。
まず、参加者全員でDVD「生命のことづけ~死亡率2倍 障害のある人たちの3.11~」(日本障害フォーラム 日本財団 特定非営利活動法人 CS障害者放送統一機構 目で聴くテレビ)を鑑賞し、体験や証言を通して被災者の心理に近づき、その後の意見交換で「私たちにできる事」を共有しました。
有事に備えあらゆるシミュレーショをすべき、伝言ダイアルを活用するための練習、ヘルプカードの準備、地域との関わりを大切にする、障がいのある方が暮らしていることを知ってもらう。などなど自助・共助でできる事は進めていく必要があると再確認できました。
しかし実は、本研修にはもう一つのテーマが...
それは「葛藤する」こと。私たちスタッフ・ヘルパーは支援者であるとともに被災者にもなりうるという側面もあります。答えを出しにくい事を話し合いながら、激しく葛藤する事自体が目的だったのです。言葉では言い表せない被災者の気持ちを少しでも共感してみる事はとても大切な事だと思います。
逃げ出したくなっちゃうかもしれない!?
利用者とともに助かる道がどこにあるのか!?
命に優先順位をつけなければならないのか!?
被災状況を伝えるためにも生き残りたい。などなど...
災害が起きた時にどのように考え、判断し、動くのか、ベストな答えが出るものではないかもしれませんが、貴重な意見交換ができたと思います。
また番外編として、東日本大震災の復興支援に行った職員から当時の様子や印象に残った出来事の報告会も行いました。一定期間で入替るボランティアスタッフに対して被災者はどのような気持ちになるのか、そこで、私たちは何が求められ、何ができるのか!? 様々な状況で人に寄り添う事の難しさを共有しました。
寄り添う事の難しさ...
一人の人として考え続けなければならないですね。
研修担当:松本浩貴・上野朋江
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