先日、"協力"をテーマにした就労移行支援プログラムを実施しました。「仕事は一人では成り立たない。」という考えのもと、協力の構成要素について、作業デイを中心にしたみらい社内における作業プログラムを振り返りながらメンバー間で考えました。
"協力"とはその字が表すようにいくつもの"力"が合わさったことを意味します。しかし、ただ合わさっただけでは効果はありません。そこで、プログラムでは協力の効果を高める要素とは何かを書き込むワークシートを用意して、メンバーに書き込んでもらいました。メンバーは"心""思いやり""配慮"等、力が合わさることだけに留まらない必須要素を挙げていました。
協力の効果が発揮されるためには、メンバーが挙げた答えのように「相手に向けられた心」があるかがポイントです。働く上で「周りの人たちに感謝する心」「周りの人たちに敬意を持つ心」「人任せにしないで積極的に動く心」など「相手に向けられた心」を持つことが、安心な環境を作り、スムーズな仕事の流れ、生産性の向上に繋がっていくのではないでしょうか?
そして、こうした心に共通するのは「周りの状況に気づけるか?」「自分の身の回りの状況や仲間に関心を持てているか?」ということです。関心を持つことは「相手に向けられた心」を持つことにも繋がります。逆に関心を持たない、つまり"無関心"だったとしたらどうでしょうか?きっと周りで何かが起きても自主的には動かない、何かしてもらっても感謝の気持ちが生まれない...これは周りの状況から何かを"感じる"ことや"感謝すること"ができなくなる"無感心"の状態ではないでしょうか?
プログラムを進める中で『無関心は"無関心"の始まりだね。』ということに気づいたのでした。
働き続ける上で知識や技術が備わっていることに越したことはありませんが、「仕事は一人では成り立たない。」という観点に立つと、「相手に向けられた心」を持つことは何より大切なことであると考えます。みらい社の就労移行支援プログラムではこうした「相手に向けられた心」を育むことをコンセプトにしています。
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